船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/02/02

2025年2度目のセイリング 臼島でガフが落ちました

event_note2月 02, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments
スマホでお天気と風具合をチェック、海天気では大村湾の風は5m/sほど、時津の風は4m/sほど、船を出そうか出すまいかちょっと悩む風具合です。
少し先の予報は気温も下がり風も強くなりそうなので出てみることにして嫁さんにサンドイッチのリクエスト。作ってもらったサンドイッチと飲み物を持って船に向かいます。

港では風の具合は3m/sちょいという感じでしょうか「今日は止~めた」と即断するほどでもありません。 ジブをセットしてエンジンを掛けて出港です。
エンジンは今日も一発起動、油圧も2,3回爆発した程度でたちあがってくれま立ち上がってくれました。
北風なので赤灯台に向かいながら船を風に立ててメインセイルをセットしますが向かい風が強く速度は1.5ノットほど。 風が弱いときにはアイドリングでも2.5ノットほどで走りますから風に押されているんでしょうね。 ということでメインセイルはワンポイントリーフ(縮帆)としました。

メインセイルとジブを上げて帆走開始、今日は空港の方に向かいます。
帆走を始めてパサージュ琴海の方に目をやると帆影が見えますが竹村さんのブリスに違いありません。 竹村さんはこの程度の風ならフルセイルでしょうね。

空港コースは上り、ワンポイントリーフのため風の割には速度が出ず最初は2ノット後半から3ノット後半程度。 

風具合もフルセイルでも手に負えなくなる感じでは無いので一旦風に立ててフルセイルに変更、4.5ノットオーバーで走り始めました。

よしよしということで卵サンドと酔わない泡の出る飲み物でお弁当タイム、順調に空港に向かいます。


空港に近づくにつれて風向きが変わるとともに強くなりほぼアビーム(真横からの風)、ヒールとウェザーヘルムが大きくなりオートパイロットでは太刀打ちできないのでお弁当タイムは中断してステアリングを握ります。
速度は5ノット後半まで上がりますがウェザーヘルムが強く当て舵をしたステアリングから伝わる力もかなり大きいです。


いつもは空港の誘導灯付近で飛行機待ちをするんですがこの風ではゆっくり出来そうにないので臼島を回って帰ることにしました。


ヒールとウェザーヘルムと闘いながら臼島北側を通過して東側に回り込むと追い風、大村ボートが正面に見えてきました。

真後ろからの風に変わったのでセイルの調整をしてたんですがジブが暴れてジブシート(ジブを調整するロープです)がストッパーから抜けてしまいました。 尻尾はエイトノット(8の字結び)にしていたんですが解けちゃったんですね。
ジブシートを摑まえにオートパイロットに舵を任せて舳先の方に行ってる間にメインセイルがワイルドジャイブ、いきなり方向が変わり臼島めがけて走り始めました。
ここには生簀らしきいかだも在るし、岩礁地帯もあります。これはヤバいということでステアリングを回して舵を当てますが言うことを聞いてくれず向きを変えてくれません。 
え~い、これならだどうだと行きたがる方向に思いっきり舵を切って急旋回、間一髪でやっと向きを変えてくれました。(-_-;)
車がスピンした時にはスピン方向にハンドルを回せと言うのと似たようなもんでしょうか。

ほっとしたところでセイルに目をやると、あら、ガフが落ちています。
先ほどはステアリングを前から操作してたんで見えてなかったんですね。
何処が壊れたのかよくみてみるとマストトップに取り付けられていたガフを吊るすブロック(滑車)がぶら下がっています。

さてどうしたもんでしょう?
とりあえず広い所まで船を持って行くためにエンジンを掛けて風下の津水湾に向けて機走で走ります。
風下に走るのでジブに当たる風は弱くなるので先ずはジブを下してしまいました。
ジブを下したところで今度は船を風に立ててメインセイルを下ろしてメインブームの上にバンジーコードで纏めてやっと対処完了。 時津に向けて走ります。


ここでやっと落ち着いてお弁当タイムの続き、もう一つのサンドイッチは豚タンスモーク、私のお気に入り美味しいですよ。

帰りは風も強まり波も高くなってローリンが酷く右に左に揺られます。
港に戻っても風が強く2度も着岸をやり直しました、操船が下手で危うく近くの漁船にくっ付きそうになる場面もありましたが何とか着岸。

片付けが済んだ後で落ちたブロックを見るとマストトップに溶接されていたハンガー溶接部が破断していました。


やれやれまたしてもマストトップのトラブルです、停泊灯の電球取り換えだけでも大変なのにどう対処しましょうかね。
一番力がかかるところですがこの高いところで再溶接してくれる業者はいないでしょうし自分でやるにしても穴開けするための電動工具を使うのも難しそうです。
かと言ってマストは倒したくないしーー、何か小さな工具だけで済ませれる方法を考えないと行けませんね。
アイディア募集、アイディアを採用された方にはご褒美でマスト上りってのはどうでしょうか?
え、誰も登りたくない! そうですよね。
ま、ぼちぼち考えることにします。

何はともあれこちらが本日の航跡、

さて修理が終わるまでは船出せないし次のセイリングは何時になるんでしょうね?



4 comments:

  1. 長与港の橋の下に泊めて橋の上から欄干越しに溶接するのはどうですか。道路使用許可取って。JT

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    1. なかなか面白いアイデアですね。
      ただ、長与港の橋、渡ったこと無いんですが下に動かないように止めるってのは難しいんじゃないでしょうか、高さも判らないし。 で、このアイディアは却下、マスト上りの権利はありません。悪しからず。

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    2. 砂浜で満潮時にギリギリで座礁させて干潮を待ち船が傾いた時に梯子掛けて溶接では。

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    3. う~ん、溶接できたとしても今度は船体の修理ということになりそう、で、不採用。
      やはり溶接はハードルが高いのでねじ止めかリベットということになりますね。
      梯子上りは必須ですが。

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