船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/12/03

SB2船検受けました 消火器は廃棄の推奨が

event_note12月 03, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
今日は船舶検査(船検)中間検査の日、小型船舶は6年に1度の定期検査とその中間3年目の中間検査が在りますがその中間検査を受けました。
車検とは違いJCI(日本小型船舶検査機構)から検査員が船まで来てくれます。
日程は地域ごとに割り当てられた曜日から選択して指定できますが時間は指定できずJCIから数日前に電話があります。
時刻の連絡と一緒に訪問時刻の前に遠くからマスト上の停泊灯の点灯確認と検査船舶の目印として航海灯を点灯しておいてほしいとの依頼がありました。

指定時間の30分ほど前に船に行き法定備品の確認がやり易いように事前準備を済ませ航海灯を点灯して検査員の方の到着を待ちます。
こんにちは~、と検査員が来られて航海灯は既に点灯しているので確認出来ましたと言うことで消灯、すぐに備品の点検に入ります。
係船ロープ、アンカー、などなど後部ロッカーに収納しているものの確認を終了して船内へ、ちょっと予想外だった「エンジンを見せてください」との言葉から始まりました。エンジンルーム扉を開けて中を見てもらいましたがエンジン交換が行われていないかの確認とのことでした。
この後は黒球、三角錐のなどの備品、救命胴衣の員数確認、それから今までは行われていなかった前部ハッチのロック状態と防水状態(パッキンの状態チェック)
がありました。
ハッチの検査は知床でのカズ1沈没事故以来行われるようになったとのことでした。
ここはいつも雨漏れをチェックしているので問題無し。

ちょっと余談ですがーー、
私は前部ハッチは航海中はいつも閉じた状態にしていて開けるのは停泊中のみ、というのも仕事仲間が「自分のヨットが座礁した際に前部ハッチから浸水して沈没してしまった」と話しくれたのを聞いているからです。

順調に検査は終わりましたが2件の指摘がありました。

まず1件目は救命浮輪に係船港の表示が無いとのこと。
船名と船舶番号は記載していましたが係船港「長崎県西彼杵郡時津町」の記載が必要とのことでした。

長すぎるのであれば「長崎県時津町」でもOKとのこと。船にはマジックインクを置いてるので早速記入しました。書く場所は裏でも表でもどこでもいいそうです。

2件目は消火器、
船には古い消火器2個と消火用赤バケツを搭載していたんですが帆船は赤バケツ1個あれば基準は満たすとのこと。 

消火器2個は製造年が古すぎるので撤去したほうが良いとの推奨がありました。 これも今までの検査では言われなかったことでびっくり。
古くても無いよりはましじゃないかと訊ねると「国土交通省から期限が切れた消火器は使わないように指導するようにとの指示が来てる」とのこと、古い消火器は内部の粉末が固化していたり容器が錆で弱くなっていたりしていて使用した場合に容器破裂などで事故が発生する可能性があるかららしいです。
で、私の消火器といえば1個は1977年製造、新しい方の2個目でも1986年製造、古い方は47年、新しい物でも38年経過していることになります。
古い方は船が建造された時からのものなんでしょうね。あらためてこの船の古さを感じます。



ということで消火器は船から降ろして家に持ち帰ることにしました。
バケツ1個で済むなら消火器は場所取るので無い方が有難いんですがエンジン周りで軽油が燃えた場合に対処できるかちょっと心配も残ります。

特記事項として今回の中間検査のタイミングに合わせて限定沿海の航行区域を佐世保ベースから長崎ベースに変更してもらうことにしました。
今後どれだけ橘湾など南の海域に出かけることがあるかわかりませんが橘湾の中央にあった航行不可の区域も無くなり野母崎から牛深まで直線で走ることが出来るようになるなど航行区域がすっきりしました。
航行区域の変更検討についてはこちら(クリック)で書いていますので参照ください。 

これで中間検査も無事終了、あとは家に持ち帰った古い消火器の処分だけとなりました。


2 comments:

  1. 消費期限切れの消火器の実力を知りたいですが容器破損は怖いですね(と言いながら煽っている)JT

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    1. 私も試してみたいと思いましたが破損が怖いのと後処理が大変そうだったのでさっさとリサイクルに出しました。
      消火器専門のリサイクルルートが出来上がっています。

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