今日は久山港で船仲間4人集まっての船飲み「キャビン夜話会」、年に3,4回船の中で飲みながら四方山話をするというものですがこれがなかなか楽しいんですよね。
今回は久山港、山崎さんのH3「ひじゅんⅢ}での開催です。
今回は久山港、山崎さんのH3「ひじゅんⅢ}での開催です。
出来れば自分の船で行っての参加にしたいということで数日前から天気予報とみらめっこ。
お天気と風具合が良ければ朝から船を出して帆走で行きたいと思っていましたが残念ながら当日夕方からは雨、翌日も終日雨の予報、風は2~3mと良さげですが帆走で行ったとしても雨に備えて到着したらすぐにセイルを片付けなければいけません。小さなジブは良いとしても大きなメインセイルを狭いデッキの上で綺麗に畳むのは至難の業、帆走は諦めて機走で久山港まで行くことにしました。
全航程機走となるとあまり早く家を出る必要は無いので家で昼食を済ませた後に嫁さんが準備してくれた料理を持って家を出ました。
荷物を船に積み込んだらジブのセットなど不要なのでさっさと出港です。
赤灯台を過ぎると鷹島の南側では子供たちでしょうかOP(オプティミスト、小型のディンギーです)の帆が見えます。
子供達には今日の風位が丁度いいんでしょうね。
鷹島の北側では長崎大学ヨット部が練習中、
久山港に向かう途中でやりたいのは機走時のオートパイロットの動作チェック。 前回は帆走状態でのチェックでしたから風の影響も大きかったでしょうからね。
幸い凪に近く波もあまり無い状態で進路変更の応答を見るには好都合。
実は今日のチェック前にということでステアリングからラダープーリーにつながるワイヤーのテンションを少し強めにしてバックラッシュ設定をゼロに戻してあります。
直進状態の確認ということで後ろを振り返ると航跡は真っすぐ、なかなかいい感じです。
ロックツーロックの設定を変えるとアクチェーター1回動作あたりの舵の切れ角が変化するのでゲインを変えたのとほぼ同様の結果になります。
ということで試しにロックツーロックの設定を現在の2回転から3回転に変えてたらジーコジーコジーコの動作が頻繁になってしまい「おっと切り過ぎ、あら戻しすぎ」ってのを繰り返しているようです。 舵の利きは船の速度でも変わりますが機走での巡航速度ではロックツーロックの設定は元の2に戻したほうが良さそうということで戻してしまいました。
この状態で確認したい項目が押し釦1回当たりの進路変更角度、マニュアルでは1回の短押しで1度、長押し(ビープ音2回)で10度の変化となっていますがさて実際にはどうでしょう。これはコンパスを見ながらの確認です。
先ずは長押しから、ピピッと音を出すと同時にジーとステアリングが回りあまりオーバーシュートもなくすんなりと±10度の変化をしてくれますのでロックツーロックの設定とゲイン設定は現状でも特段問題は無さそうです。
短押しピッで1度の変化ですがこれはちょっと動きが小さすぎて良く判りません。
5回押せば5度変化するはずですが直進状態でも±1度以上の揺らぎが在るのとピッの耽美にジッと言って細かく動くので余計わかり辛いです。 ただ暫くすると5度ほど変わった位置に針が振れるので信用はしても良さそう。
短押しピッで1度の変化ですがこれはちょっと動きが小さすぎて良く判りません。
5回押せば5度変化するはずですが直進状態でも±1度以上の揺らぎが在るのとピッの耽美にジッと言って細かく動くので余計わかり辛いです。 ただ暫くすると5度ほど変わった位置に針が振れるので信用はしても良さそう。
実際の運用では細かいことは考えずにもうちょっと右、もう少し左、回頭角度が大きいときなどは手動でステアリングを回して「こっちだよ」とセットボタンを押してるのであまり一押し当たりの角度変化は気にしたことはありません。
オートパイロットの応答精度の確認が終わったら後は久山港まで、C-Mapに登録している時津港ー久山港の航路ガイド表示(青色の線です)に合わせて走るだけ。C-Mapの良い所は出発点と目的地を入れると自動で推奨コースを作ってくれるとこ、気に入らなければ青い線をドラッグして変更できます。 ニューペックスマートでもこの機能があればいいんですけどね、問い合わせたら機能追加の予定は無いとのことでした。はい、余談でした。
久山港には約束の午後4時少し前に到着、港内に船を勧めますが、あれ、はなみずきにもひじゅんⅢの上にも人影無し。
いつもだったら末續さんが先に着いてて舫を取ってくれるんですけどね。
いつもだったら末續さんが先に着いてて舫を取ってくれるんですけどね。
仕方がない一人で寄せるかと思っていたら港に山本さんが、ラッキーと思ったのもつかの間はなみずきに移る渡り板がないので手伝いに行けないとのこと、あらら残念、やはり一人で着けるしか有りません。
船首、中央、船尾から取ったロープ3本を中央に集めておいて慎重に船を進めてはなみずきの横へ、上手く着けることが出来たところでロープ3本を掴んで乗り移りました。
船首、中央、船尾から取ったロープ3本を中央に集めておいて慎重に船を進めてはなみずきの横へ、上手く着けることが出来たところでロープ3本を掴んで乗り移りました。
風ははなみずき側から吹いているのでのんびりしてると離れて行ってしまいます。先ずは中央から取ったロープを近くに止めたかったのですが適当な固定場所が無く仕方が無いので先ずは船尾のロープを繋ぎ中央のロープを引いて引き寄せ直したところで船首側を固定、最後に中央から両方にスプリングを取って無事横抱き終了です。
やれやれ上手くいって良かったと思っているところに末續さんと山崎さんほぼ同時に到着、
早速末續さん、山本さん、私の3人は軽トラ2台でここから10分ちょいの多良見に在る「のぞみ会館」のお風呂へ、山崎さんはお風呂はパスということで自艇に残られました。
お風呂から帰ったら即乾杯でキャビン夜話会スタートです。
お風呂から帰ったら即乾杯でキャビン夜話会スタートです。
いろんな話で盛り上がりますがちょっとびっくりは末續さんの「実ははなみずきを手放そうと思っています」との言、先ずは販売、無料での譲渡、それでも引き受け手が現れなければ解体も考慮されているそうです。
確かに大村ボートパークでは25フィートの木造ヨットのレストアを手掛けられているし、諫早の倉庫には19フィートの木造ヨットの木型も出来てるし、25フィートに1本化されるんでしょうね。
確かに大村ボートパークでは25フィートの木造ヨットのレストアを手掛けられているし、諫早の倉庫には19フィートの木造ヨットの木型も出来てるし、25フィートに1本化されるんでしょうね。
でもこのはなみずき私がお付き合いするようになって一度も走ったとこ見てないので手放される前に仲間4人で五島辺りまで走らせてみたいものです。
日付が変わった後も話は続きますが明日も在るし1時過ぎにお休みなさいとなりました。
翌朝はコーヒーを入れてH3へ、朝食を機にまたしても四方山話。この間雨が降ったりやんだりで雨が止んだ11時半頃散会、お三方に見送られて久山港を後にしました。
舫を解く直前に撮ったはなみずき船首とH3、
久山から時津までは約2時間、この間も雨は降ったり止んだりでほとんどはドジャーの中で過ごしました。
途中雨が止んだ時に撮った長与と時津の遠景、雲はかなり低い位置まで下りて来ています。
この後も尼が戻って来てそのたびに視界が輪歩くなりますが最も警戒しなきゃいけないのが空港連絡船、出来るだけ見張りはしますがレーダーリフレクターも取り付けたことだし相手のレーダーにはちゃんと映っていて欲しいものです。
赤灯台通過時はまだ雨が降っていましたがラッキーなことに着岸時は止んでくれ雨に煩わされずに無事着岸出来ました。
これで今年初のキャビン夜話会終了、次は時津私の船で開催予定です。
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