SB2 誕生日セイリング

昨日のこと、明日は良いお天気ということで久々に船を出すことにしました。

そうなるとセイルの修理が必要です。
破けているワンポイントリーフ用のハトメ部分をつなぎ合わせないとリーチ（セイル後端）がバタバタしそうですからね。

切れている部分に当て布としてしっかりとした荷締めベルトの切れ端を衣類接着テープで接着、裏表両面に接着しておきました。　これだけでは心もとないので糸を通しておこうとしたんですが大きめの針を使っても全く通ってくれず歯が立ちません。

仕方が無いのでエイヤーとドリルで穴を開けてねじ止めしてしまいました。

修理と言うより応急処置ですね、ま、どう呼ぶかは別にしてこれだったら強いテンションが掛かっても大丈夫でしょう。

さて当日、応急処置を施したセイルを持って船へ。
船に着いて最初に見たのはビミニサンルーフに付いた水滴、どういう現象で付いたのか判りませんがビニールシートの上ではなく下の面にびっしり付いています。

夜露除けと思ってたんですが逆効果だったんでしょうかね？
同じようにドジャーの中も露がびっしり。

ま、この現象は後で調べるとして出港の準備です。
ジブをセットしてエンジンをかけますがなかなか起動してくれません。

バッテリーが上がってしまうのではないかと心配するくらいの時にやっと起動してくれました。　以前はこんなこと無かったので燃料噴射ポンプを交換したのが影響しているようです。　やれやれ、裏目に出てしまって困ったもんです。

何はともあれエンジンが回ってくれたので出港できます。

赤灯台内側でメインセイルをセットしたんですがすぐに上げることはせずに寸法の再計測、

前回家の中で測った数値に比べて10㎝ほど大きな数値が出ました。
やはり家の中ではテンションを掛けれなかったので小さい数値となったようです。

１人での計測は効率が悪く時間を掛けて測定した後にやっとセイルアップ、あまり風が強くないので静々と走り出しました。

応急処置の破断部分も頑張ってくれて問題無く良い感じです。　接着が剥がれてきていますがねじ止めしておいて正解でした。

走り始めたらセイルメーカーさんの「上り性能が悪化してるかも」との一言が気になって目いっぱいの上りにトライです。

先ずは鷹島の方向に向けて上りますが速度は2.5ノット近辺、

鷹島の手前付近まで来たところでタックして方向転換、こちらも目いっぱいの上りですが風が落ちてきたせいも手伝って速度は出ません。

走りが落ち着いたところでお弁当タイム、風の当たらないドジャーの陰でサンルーフ越しの光を受けて日向ぼっこ、極楽です。

今日も弁当は嫁さんが作ってくれた卵焼きとハムのサンドイッチ、合わせる飲み物は悪さしているロシアのお隣にあるエストニアの泡の出る飲み物。

海の上の開けた景色の中での食事は美味しいですね。

もぐもぐやってるうちに風が無くなってしまいこれからはぷかぷかと漂流タイムになってしまいました。

これは好都合、セイルを上げないと測れなかった部分の計測が出来ます。　マスト側の長さとかリーフ用のハトメの位置だとかひとしきり時間を掛けて測ってみました。

あちこち測り終えてもまだ風が来る気配は有りません、スマホで天気予報を見てみるとこの時点でも4ｍの風予報が出ています。　ま、風は場所で違うとはいえ外れすぎじゃないでしょうかね。

暫くぷかぷかと日向ぼっこを楽しみながら風を待ってましたが気配がありません。
諦めてエンジンをかけて帰ろうかと思っていたところでやっと遠くに風の気配が見えてきて徐々に近づいてきてそろりそろりと走り始めました。
ただ時間的に遅いので舳先は港の方に向けるしかありません。
追い風を受けてクローズリーチで港に向けて走りますが風が弱く2.5ノット近辺、そぞろ歩きの速度です。

それでも何とか赤灯台の内側まで帰ってきました。
いつも出てくる赤灯台はこれ、時津港の外堤防の上に立っています。

ここで帆を片付けた後に桟橋に向かいますがこの頃になってしっかり風が出て来ました、遅い。

桟橋近くも北からの横風でしたが無事着岸、今年３度目のセイリングが終わりました。

そうそう今日は私の誕生日、嫁さんが何か準備してくれているので急いで片づけをして港を後にしました。

本日の全航跡はこちら、風が無く漂流してた時間が多かったので崎野の鼻あたりまでしか行けませんでした。

これで見るとタック前後の角度は75度くらい、こんなもんかなと言う気もしないではないですが新しいセイルにしたらどれくらい変わるんでしょうね？